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Real-G 〜1/1scale GUNDAM Photographs〜 [画集・写真集レビュー]

real-g.jpg「Real-G 〜1/1scale GUNDAM Photographs〜」(Vジャンプブックス)

ここで何度も取り上げて来たお台場に立った1/1のガンダム像を紹介する写真集。実物を見る事とはまた違った、詳細なディテールなどを味わう事が出来る。

三章立てになっていて、一章は出来上がった像の様々な角度や時間の写真を、ロケーション含めて紹介している。二章は徐々に形作られて行く過程を追ったもの。三章は今回のプロジェクト全体の流れの紹介となっている。
また、合間合間に関係者のインタビューが意外と多めに掲載されている。まだあまり真剣に読んでいないのだがw富野由悠季監督の内容だけは読んだが、出来上がり自体には素直に喜んでいるが、企画の通し方がなっていないと苦言を呈していたのが印象的。通常の会社ではあり得ないような確認の取り方が、未だにこういった業界ではまかり通っているのかな、という思いにさせられる。

撮影を担当されたカメラマンが女性(山口規子)なのが、こんな題材にしては珍しいと思ったのだが、「メイキング・オブ・ザ・ペニンシュラ東京」という、今回のガンダム企画に近いモノを感じる写真集が好評だったとの事で、その辺りからの人選だったのかもしれない。

実物を見る事で感じる喜びは到底得られないが、美麗な写真を惜し気もなく数多く掲載しており、これで1千円とはかなりオトクな感じだ。見に行けない遠方の方には申し訳ない物言いだが、お台場で実際に実物を目にした方の、自分の撮って来た写真を補完する写真集としては最高のもの。是非手元に置いておく事をお薦めしたい。

P8037008.jpg

アマゾンを見ると7月30日発売だったはずだが既にアマゾン本体では売り切れになっているようだ。まぁ、店頭ではまだまだ見かけるし、再版も早めにされるのではないかと思うので、入手困難なものにはならないと思うけど・・・・。
Real-G~1/1scale GUNDAM Photographs (Vジャンプブックス)

Real-G~1/1scale GUNDAM Photographs (Vジャンプブックス)


お台場に立っているものとは、実は若干ディテールが違うらしいのだが、その辺を写真集を参考に作り込んでみても面白いかも。
HG 1/144 RX-78-2 GUNDAM Ver.G30th

HG 1/144 RX-78-2 GUNDAM Ver.G30th

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

タグ:ガンダム
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21st CENTURY FOSS [画集・写真集レビュー]

P9254798.jpg「21st CENTURY FOSS」(クリス・フォス)

皆さん、クリス・フォスというイラストレーターをご存知だろうか。知っている人はだいぶマニアックw ツルモトルーム版スターログの初期の頃に、何度か紹介されていた方である。向こうさんの国では、SF小説のカバーイラストなども結構描いていたらしい。(今は分からんが・・・・まだ亡くなってはいないようだ。)ワタシはその頃スターログに掲載されていたイラストの中では、ファンタジー系では以前から紹介しているフランク・フラゼッタ、そしてSF・メカニック系ではこのクリス・フォスが大のお気に入りだった。そして今回、念願叶って30年の時を経て、フォスの作品集で最も有名な(とワタシが思っているw)「21st CENTURY FOSS」の中古本を、アマゾンで入手する事が出来た!イヤー、奇跡のようなホントの話。

P9254800.jpg

クリス・フォスのイラストは、何とも大胆だ。ほとんどの作品の主役はメカなのだが、そのオリジナルメカのデザインは、直線や球面を主体に組み合わせた、何とも無骨なデザイン。そして超派手なカラーリングが施されている。その造りと色だけを見ると、とても巨大なものには見えない。

P9254801.jpg

ところがフォスの筆致にかかると、これがド迫力の巨大宇宙船などに早変わりするのである。それはひとえにディテールの勝利と言ってもいいだろう。単純な面取りの中に、細かく施された精密なディテールが、そのものの巨大感を演出しているのである。

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この、全体デザインと細部のディテールのアンバランス感が、他に類を見ない、クリス・フォスというイラストレーターの特徴であり、そこにハマると30年経っても忘れられないw作品なのである。
いやー、アマゾンさん、ありがとうございました。結構プレミア付いてたけどね(爆)。


21st Century Foss

21st Century Foss


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ICON [画集・写真集レビュー]

「ICON」(フランク・フラゼッタ)

幻想画ともいうべきファンタジーイラストレーションが好きだ。日本人では天野嘉孝武部本一郎生頼範義辺りが思い出されるが、基本的にこういうジャンルのものは、やはり海外が強い。特に北米・アメリカ。歴史を持たないアメリカ人にとって、ファンタジーと言うのは純粋に憧れの対象なのだ。根っこのところでは何千年という歴史を持っている欧州文化の申し子であるアメリカ人が、200年しか歴史のないアメリカという国に身を置いている以上、そういう心持ちになるのは仕方ないのかもしれない。そこで地位を築いた、ロジャー・ディーンボリス・バレジョー、そしてこの、フランク・フラゼッタ。架空の歴史絵巻の中で、剣を握り立ち尽くす男達の盛り上がる筋肉!荘厳なキャッスルの中、重厚な石造りの玉座に寄りかかるように佇む王女の可憐さ!農耕馬の如き太い足の軍馬に跨がる暗闇の使徒達!一つ一つの彼らのポースが、戦闘シーンとしてのリアリティを無視してまでも形作られるポーズのホレボレするような美しさが、強烈なビジュアルイメージとしてワタシの脳の奥深くにインプットされているのだ。

昔は洋書の買える場所も少なかったし、売っている本の種類も限られていたが、今は本当にいい時代になって来た。洋書の画集を簡単に入手出来る。こんな時代だからこそ、こういう人たちの事を日本でも再評価していいんじゃないかな。

ワタシの持ってるのはこのハードカバーですが、ペーパーバックの廉価版も出てるみたいですね。
Icon: A Retrospective by the Grand Master of Fantastic Art

Icon: A Retrospective by the Grand Master of Fantastic Art

  • 作者: Frank Frazetta
  • 出版社/メーカー: Underwood Books
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: ハードカバー
Icon: A Retrospective by the Grand Master of Fantastic Art(ペーパーバック版)

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石田徹也遺作集 [画集・写真集レビュー]

「石田徹也遺作集(石田徹也)」求龍堂刊

ちょっと前に武蔵村山にショッピングセンターが出来、たまたまそこに行ったらデカイ本屋があって、そこを覗いて出会ったのがこの画集。石田徹也って人は全く知らなかったんだけど、パラパラっとページをめくった時点でインパクト大。ガツンとやられた感じだった。決して達者な絵ではない。しかしこの絵から立ち上って来る哀感はなんだろう。出て来る人たちが哀しみをたたえた目をしているから、絵に哀しみがあるのではない。哀しみを描くから描かれた人たちも悲しい目をしているのだ。

石田徹也の絵の中では、往々にして人は物となり物は人となる。多分彼の生きていた世界の中では物も人も同質だったのではないだろうか。そしてそのどれもが彼にこの世界の辛さ哀しさを訴えかけていたのだ。彼にとっては、見えている世界を描いていただけだったのかもしれない。

石田徹也の絵は、彼の目というフィルターを通して物事を見る、という意味あいを強く感じさせる。この31才で急逝した作家は、絵を見ると、亡くなったのも宜なるかな、と思わせるものがある。もしかしたらこれらの作品は彼の遺書と言ってもいいのかもしれない。
いつか、彼の原画を見てみたい。
 
 

石田徹也遺作集

石田徹也遺作集


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NAKATANI [画集・写真集レビュー]

NAKATANI NAKATANI MIKI

中谷美紀のセルフプロデュースによる第2写真集である。
ま、だいたいセルフプロデュースとなると、世の男たちの願望を満たすような写真集にはならない訳で、この写真集も概ねその通りである。ただ、これまた当然ながら、ナカタニさんのファンにとってはまた違う見所があるわけで。

少なくとも当時の中谷美紀(24)は、自分の事を外の世界に対してどう見せたらいいのか、という事を模索する人だったのだろう。この写真集に関しても、セルフプロデュースという部分に結構こだわりを感じるのだ。特に、それぞれの写真の中の彼女の表情に関しては、一貫した選定基準を感じる。その表情は、決して一つの感情を表現しない。笑っていても悲しみを。悲しげな中に強い意志を。無表情な顔の中に楽しさを。いつも必ず複数の感情がその表情の上には漂い、なにがしかのニュアンスを表現する。
写真の中では不用意さを表現していても、そこには隙はないのだ。そこにあるのは『一定の緊張感』という、全体を貫くトーン。中谷美紀は見ている側に対して挑戦して来る。『私に向かって、もう一歩踏み込めるのか?』と。そして、彼女のアップの顔写真が、踏み込む事を許容するかのように並びはするのだが、その実、表情は全く違う事を表現している。それは拒絶ですらなく、こちらの存在を関知していないかのような視線。外界に対する、決して縮まらない一定の距離感。理性的な、醒めた眼光・・・・。

シチュエーションが様々に変わり、自然の中に、街の中に、部屋に入っても、写真の魅力の一方はクルクルと変わって、雄大な景色、巨大なビル、美しい空、生活感漂うキッチンと様々な価値観を見ている側に提示して来るが、もう一方の魅力はひと時もぶれる事がない。その表情によって、見ている側に「何」と具体的に言い表せないカタマリを、中谷美紀という表現者はグイグイと押し付けて来る。その圧力は、もしかしたら今のナカタニさんとは違うものかもしれない、と思う。それが24歳という「時」の持つ力強さなんじゃないか。

見た者を突き飛ばすような写真の羅列のもつストーリーは、それはそれは強烈であった。

NAKATANI―中谷美紀写真集

NAKATANI―中谷美紀写真集


タグ:中谷美紀
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Sweet Dreams - 山下しゅんや作品集 [画集・写真集レビュー]

「Sweet Dreams - 山下しゅんや作品集」(山下しゅんや)宙出版

趣味でイラストを描いている関係で、人のイラストにも興味がある。一番好きなイラストレーター天野嘉孝なのだが、ホントの事言うと最近の作品を見るともうダメって感じ。
代わって・・・という訳でもないのだが、最近はこの山下しゅんや氏、結構好きです。本の帯にもあるが「CUTE & FUNNY & EROTIC!!」。絵を見ればそのまんま。女の子の絵ばっかりなので女性には全然お勧めしませんが(爆)、趣味の問題はあるけど男にとっては結構癒されます(木亥火暴)。
(注意!女性と一緒に見てる時はクリック注意!!)

山下しゅんや RICK-O-SOUND
Shunya Yamashita / "RICK-O-SOUND"


ワタシはどこが好きかと言うと、コスチュームデザインでは時々ハッとさせ、ディテールなんかで自分のイラストに取り入れたいと思わせるのとか、全体に肉感的な女の子の体のラインもいい。
しかし何といっても彼女たちの視線のEROTICさ。半開きにしたまぶたの下から覗く、誘うような目つきの作品はもちろん、かわいさ優先で健康的に見開いた目も、何故かEROTIC。自分が弱っている時に見ると、なんだか吸い込まれそうな気がする(汗)。

イラストとして客観的に見ると(一応ワタシも会社ではArt Directorなので・・・)男も怪物も背景も描けるのだが、何となく魅力がない。多分本人の興味が薄いからのように思う。せめて背景がもう少し良く描ければ、作品のバリエーションももっと広がるのだが。今は女の子を中心としたキャラクターデザインでしかない(8割方は白バック)。また、ファンタジーに軸足が寄り過ぎていて、日常が描けなそうなのも減点要因か。

ただ純粋にファンとして見ると上記に挙げた欠点が、一番の魅力である女の子描写を阻害している訳ではないので、今のままでも成り立っている、と言っちゃうかw
とは言えこれだけ売れてない(爆)のは欠点が大きすぎるので商売としては使えないって事なんじゃないかなぁ。
ま、あんまり売れ過ぎてアマノさんみたいに変になっちゃうのも困りもんなんだけどねぇ(汗)。
 
これがお題の本。1ページ1作品というベーシックなレイアウトが見やすくて良い。

Sweet Dreams―山下しゅんや作品集

Sweet Dreams―山下しゅんや作品集


 
天野嘉孝ならこれ。初画集ですが、この頃の絵柄が一番いいです。この頃の彼は何を描いても魅力的でした。

天野喜孝画集 魔天

天野喜孝画集 魔天

  • 作者: 天野 喜孝
  • 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
  • 発売日: 1984/12
  • メディア: ペーパーバック


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